あなたは口呼吸?鼻呼吸②

こんにちは。
きずな日暮里接骨院の藤田です。
前回では
口呼吸でいることのデメリット について
紹介させていただきました。

ただ、口呼吸でいるだけで
よくないことがこんなにもあったなんてと驚きますね。

だからこそ、より一層気を付けていきたいですね。

今回は逆に
鼻の本来の役割ですね。
鼻呼吸についてまとめてみました。
逆に鼻呼吸できないと
こんなデメリットもあるよということですね。

では、呼吸器の「鼻」は呼吸時には
どんな役割をしてくれているでしょうか?

家電で例えると3つの役割があります。
①空気清浄機
②加湿器
③エアコン
こんなイメージです。
順番に解説していきますね。

①空気清浄機機能
これは鼻毛と鼻水が
そのような役割をしてくれています。
鼻粘膜についている微細な細毛と粘液層が
細菌やウイルスを捕獲します。
鼻から入った空気はこれら異物の多くが除去されて
空気清浄機から放出された空気のような
状態になっています。
また、粘液(鼻水)には抗体があるので、
細菌やウイルスが粘膜の細胞に付着したり
侵入するのを防ぎます。
風邪やウイルスは病原体が細胞内や粘膜で
増殖することで発症するので
鼻から入った空気は口からの空気より
感染症にかかるリスクが少なくなります。

②加湿器
鼻水は1日に約1ℓも分泌されています。
そのうちの7割は鼻を通る空気を加湿するのに
利用されていて鼻水が取り込んだ空気に
湿り気を与えます。
そうすることで取り込んだ空気の湿度を
90%以上に高めて喉の乾燥を防いでくれます。

口呼吸ですと唾液が乾いてしまい
喉も乾いてしまうため、
無防備の状態で空気を身体に取り込む
ということになってしまいますね。

③エアコン
鼻から呼吸をすることで
取り込む空気も温められます。
その温度は35~37°だそうで
口呼吸ではそこまで温まらずに
冷たいまま肺に届けられてしまいます。
肺の免疫力が低下するリスクや
肺にかかる負担が大きくなってしまいます。

内臓が冷えてしまうと
指先や足先にまで血を送りづらくする
身体の機能もあるので
もしかしたら末端冷え性のひとつの原因にも
なっているかもしれませんね。
冷え性の場合も足先指先だけでなく
体幹を温めましょう。

おまけ
口呼吸でいると
顔の筋肉もあまり使わなくなってしまい
力を入れづらくなってしまいます。
使わないままでいると当然筋肉も
落ちてしまいます。
そうすると頬がたるんだりして
顔の皮膚のたるみにもつながります。

この皮膚のたるみは
目元や口元のしわの原因にもつながりますし、
口元の筋肉が緩むとリップラインがぼやけて
口紅のにじみの原因にもなるそうです。

アンチエイジング のためにも
やはり鼻呼吸って大事なんですね。

鼻づまりのせいで
どうしても口呼吸になってしまう人は
耳鼻科でしっかり治してもらいましょう。
これからの季節花粉症ももう近いですから
ひどくなる前に通えたほうがいいですね。

鼻で呼吸してみて
問題なく呼吸もできるのであれば、
口周りの筋肉をサボらせてしまい、
口呼吸自体がクセになってしまっています。
前回も紹介しましたが
唇を閉じたまま笑顔を繰り返したり、
深呼吸を繰り返したり
意識して大きく使うようにしていることで
だんだん普段から鼻呼吸にすることもできます。
顔の筋肉を使っていきましょう!

最近では口呼吸予防のグッズなども
販売されていますね。
使ったことはないのでなんとも言えませんが
そういうものに頼るのもアリかもしれないですね。