朝と夜で身長が変わる!?

こんにちは
きずな日暮里接骨院の藤田です。
今日は身長についての豆知識を
ご紹介いたします。

みなさんは朝起きた時から
寝るまでの間で身長が2cm縮小している
とご存じでしたか?

これは背骨の椎間板という部分の伸縮が原因です。

背骨は小さい骨が24こ重なっています。
この小さい骨を椎骨(ついこつ)といいます。
椎骨が集まって背骨になっているわけですね。
この椎骨と椎骨の間には椎間板という
背骨にかかる重さを支えるクッションの
役割をしてくれるものがあります。

椎間板は外側を繊維輪(せんいりん)という
硬い組織が囲み、その中にゲル状の成分が
詰まっています。
この中心部が「髄核(ずいかく)」といい、
これがクッションの本体です。

髄核は吸水性が高い成分でできていて
ここに圧力がかかるとじわじわ水分を放出して縮み
圧力から解放されると再び水分を
吸い込んで膨らみます。

つまり夜寝ているときは圧力がかかってないので
水分を吸収して髄核が膨らみます。
だから朝は身長が高くなっています。

そして、昼間には座っているか立っているか
でいることが多いので髄核に圧力が加わり
水分を放出して縮んでしまいます。
なので、身長が低くなってしまうわけです。

いかがでしたでしょうか?

ちなみにこの髄核が繊維輪から飛び出ることを
椎間板ヘルニアといいます。

歳を重ねると身体の水分量も少なくなるので
身長が低くなる人もこれが理由です。
水分が関係してたのですね。

「寝る子は育つ」という言葉ももしかしたら
このような身体の仕組みから
できた言葉なのかもしれませんね。笑