「アンダーカロリーなのに痩せない?」体重が減らない本当の理由とは

カロリーは減らしているのに、なぜか体重が落ちない…」
そんな壁にぶつかっていませんか?

アンダーカロリーを続けているはずなのに効果が出ないと、不安や焦りも募るものです。
この記事では、そうした停滞を引き起こす原因と、改善のための具体的な見直しポイントをわかりやすく解説します。

なぜアンダーカロリーなのに痩せないのか?

実はアンダーカロリーになっていない?

摂取カロリーを抑えているつもりでも、実際はオーバーしているケースがあります。

  • TDEE(消費カロリー)の計算が甘く見積もられている
  • 食事記録に漏れがある(調味料・間食・外食など)
  • アプリ入力の誤差やラベルのカロリー差

思っている以上に「食べすぎていた」という落とし穴は意外と多いものです。

そもそもアンダーカロリーとは?が気になる方はこちらの記事をお読みください。
アンダーカロリーとは?初心者でも失敗しない健康的なダイエット方法を解説

体重が減らない=脂肪が減っていないとは限らない

体重の数字だけで進捗を判断すると、見えない変化を見逃します。

  • 筋トレの回復で一時的に水分が増える
  • 腸内に残った食べ物の量で1kg前後は変動する
  • 女性はホルモンの影響で体重変動が起きやすい

脂肪が落ちていても、体重が横ばいになることは珍しくありません。

代謝の低下やホルモンバランスの影響

過度なアンダーカロリーが長引くと、代謝を司る機能にブレーキがかかります。

  • レプチンや甲状腺ホルモンの分泌が低下
  • 身体が「エネルギー不足」と判断して消費を減らす
  • 脂肪を守ろうとする働きが強くなる

体の仕組みが痩せにくい状態へと自然に切り替わってしまいます。

摂取量を減らしすぎているケースも

極端なカロリー制限は一時的に体重が減っても、その後の停滞を引き起こしやすくなります。

  • 筋肉量が落ちて基礎代謝が下がる
  • 運動パフォーマンスが落ちて活動量が減る
  • 食事が楽しめずストレスが溜まりやすい

見た目の「やつれ」や体調不良の原因にもつながります。

停滞の原因を見極めるチェックポイント

食事記録アプリの過信に注意

カロリー管理アプリは便利ですが、以下のようなズレがあることも。

  • 登録されている数値と実物が違う
  • 自分の食べた量を正しく入力できていない
  • 市販品や外食の誤差を見落としがち

あくまで目安として使い、こまめな確認や計測が大切です。

筋肉の減少で基礎代謝が下がっていないか

筋肉はカロリーを消費する「エンジン」です。筋肉量が落ちると、消費カロリーも自然に減っていきます。

  • 有酸素運動ばかりで筋トレが不足している
  • タンパク質の摂取量が足りていない
  • 休養が足りず、筋分解が進んでいる

見た目も「引き締まらない」「たるんで見える」といった悩みにつながりやすくなります。

体重以外の変化(見た目・サイズ・体組成)に注目

体重だけでなく、見た目や服のサイズなどにも目を向けましょう。

  • 鏡で見ると輪郭やラインが変わっている
  • ウエストサイズが細くなっている
  • 以前の服がゆるく感じる

脂肪は筋肉より軽くはないため、「体重が減っていなくても痩せている」ことがあります。

アンダーカロリーで効果を出すための対策

正確なTDEE再確認のすすめ

TDEEは体格や生活スタイルで大きく変わります。
計算ツールを使っても、常に実際の消費量と合致するわけではありません。

  • 1日の活動量を見直す(歩数や立ち時間など)
  • 筋肉量や年齢による変化も考慮する
  • 停滞が続く場合は数値を再調整する

習慣が変われば、必要カロリーも変わっていきます。

食事内容の見直し(PFCバランス・塩分・水分)

アンダーカロリーでも、食事の中身によって代謝や体調に差が出ます。

  • 炭水化物が不足すると代謝低下を招く
  • タンパク質不足で筋肉が減りやすい
  • 塩分や水分の乱れでむくみや体重増加が起きる

「カロリーさえ合っていればOK」というわけではないのです。

目的別にわかる!健康・ダイエット・トレーニングのための摂取カロリー管理方法とPFCバランス解説

リフィードやチートデイの活用

長期的な制限で代謝が下がっている場合は、意図的にカロリーを増やす日を設けることでリセット効果が期待できます。

  • リフィード:炭水化物中心に摂取量を増やす方法
  • チートデイ:自由に食べてメンタル面もリカバリー
  • 頻度は週1回程度が目安(体脂肪を増やさないため)

停滞が続く人は、計画的に取り入れることで代謝が戻りやすくなります。

チートデイの頻度はどのくらいがベスト?食べてもいい量や効果的な取り入れ方を徹底解説

有酸素 vs 筋トレのバランス再調整

運動も目的に応じて調整が必要です。脂肪燃焼と代謝維持、それぞれの特性を活かしましょう。

運動の種類目的注意点
有酸素運動脂肪燃焼やりすぎは筋分解のリスク
筋トレ筋肉維持・代謝UP消費カロリーは少ないが代謝効果が高い

理想は、週2〜3回の筋トレを軸に有酸素を組み合わせるスタイルです。

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まとめ

  • アンダーカロリーのつもりでも実際は足りていない、または過剰に制限しているケースがある
  • 停滞の背景には代謝低下やホルモン、水分・筋肉の影響が隠れている
  • TDEEや食事内容、運動の質を見直すことで、再び効果を引き出すことができる

体重が落ちないと不安になりますが、見直すポイントを押さえれば軌道修正は可能です。
数字だけに振り回されず、身体の変化を丁寧に観察しながら前に進んでいきましょう。