「立って運動するのはちょっと面倒…」
「でも姿勢は良くしたい」
そんな方にこそ試してほしいのが、椅子に座ったままでできる骨盤体操です。
この記事では、骨盤の動きを整える簡単な体操と、姿勢改善へのつなげ方をわかりやすく紹介します。
骨盤体操とは?動きの目的とメリット
骨盤体操とは、骨盤の前傾・後傾・左右傾き・回旋などの動きを意識して整える体操のこと。
骨盤は背骨・股関節・肋骨と連動しており、その動きが乱れると猫背・反り腰・腰痛などさまざまな不調につながります。
普段あまり動かさない部分だからこそ、ゆっくり丁寧に動かして感覚を育てることが大切です。
椅子に座ったままできる骨盤体操のメリット
- 安全性が高い(転倒リスクが低い)
- 感覚を意識しやすい(重力を感じながら支点を意識できる)
- すぐできる(在宅ワークの合間や食後にもOK)
実は、椅子に座った状態で骨盤を正しく動かせるようになれば、良い姿勢の感覚がかなり整っている証拠です。
つまり「座って骨盤を動かせる=姿勢改善の最短ルート」とも言えます。
骨盤を整える!椅子でできる体操4選
前傾・後傾の切り替え体操(骨盤の立てる感覚)
浅めに椅子に座り、手は太もも。
恥骨を前に突き出すように前傾 → 恥骨を引き上げるように後傾、をゆっくり繰り返します。
お腹と背中に力を込めながら行うと、骨盤が“立つ”中間点が見えてきます。
左右重心のゆらし体操(体幹のバランスづくり)
両足を肩幅に開いて座り、左右に重心を移動させます。
このとき「片側の坐骨にだけ体重が乗る感覚」がわかると◎。
背中が崩れないように、お腹を軽く引き込んで行いましょう。
骨盤のひねり(回旋)体操(腰と胸の連動を感じる)
座ったまま右手を左ひざに添え、体を左にひねる → 反対側も同様に。
骨盤から背骨全体をねじるイメージで行うと、腰と胸の連動が高まり、動きのクセが見えてきます。
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肩を下げたまま“そる”体操(胸椎と骨盤をつなげる)
タオルを手に持ち、肩を下げたままみぞおちを前に突き出して反る。
背中が主導で動き、腰だけが反るのを防ぐように意識します。
→ 胸椎の動きと骨盤の連動性が高まり、反り腰対策にも効果的。
続けるコツと姿勢へのつなげ方
- 最初は「前傾/後傾がどっちかわからない」でも大丈夫
- ストレッチ感やお腹・背中の力を頼りに、“自分で動かせる感覚”を育てるのがゴール
- 毎日の椅子時間に1〜2種目取り入れるだけで、無意識の姿勢も変わってきます
続けていれば「わからない」が「これかも?」に変わり、さらに続けることで「これかも?」が「これだ!」になります。
毎日の椅子時間に1〜2種目取り入れるだけで、無意識の姿勢も少しずつ変わっていきます。
まとめ
- 椅子に座ったまま骨盤を動かす体操は、姿勢改善の土台づくりにぴったり
- 無理なく取り入れられて、感覚を育てる練習としても効果的
- 立たなくても“良い姿勢に近づく力”が養える、はじめの一歩になる
椅子の上で骨盤が自由に動かせるようになったあなたは、すでに姿勢改善の半分を達成しています。
その感覚を育てることで、自然と姿勢が整い、呼吸もラクに、動きも軽くなっていきます。
まずは“座って整える習慣”から始めてみましょう。
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