今回は、「身体を柔らかくするにはどうしたらいいか?」というテーマでお話します。
ストレッチが思いつく方が多いと思いますが、実はそれだけじゃありません。
ストレッチ以外にもある!柔軟性を高める方法
身体を柔らかくする方法として、多くの人が「ストレッチ」を思い浮かべると思います。
もちろんそれも正解ですが、実はもうひとつの方法があるんです。
それが「身体を大きく動かす」こと。
え?そんなことで?と思われたかもしれません。
でも実は、ストレッチで柔らかくなるというのは、筋肉が物理的に柔らかくなっている伸びているというより、
大きく動かすことで脳が「必要な動きだから準備しないといけない。じゃあ可動域を少し広げておこう。」という面が大きいのです。
柔軟性を高めるコツは「習慣化」
身体が硬くなってしまう原因の多くは、「小さい動き」や「使っていない動き」が習慣化してしまっていること。
小さくしかつかっていなければ脳は「使わない動きだからできなくしたほうが無駄なエネルギーを消費しなくて済む。」と判断し硬くなってしまいます。
なので、どんなに柔軟な人でも、動かさなければどんどん硬くなります。
※使わない筋肉=柔軟が苦手な筋肉です。
うまく使えていないことが多い筋肉の解説はこちら
▶正しい姿勢が取れない原因は“使いすぎ筋”?特定の筋肉に頼りすぎない身体の使い方とは
逆に言えば、毎日少しずつでも「大きく身体を動かす」ことで、誰でも今より柔らかくなるチャンスがあるということです。
たとえば朝のラジオ体操や、仕事の合間に肩や脚を大きく動かすなど、小さな工夫を積み重ねることで、柔軟性は確実に変わります。
ラジオ体操も立派なストレッチ!
身体を大きく動かすために、誰でもできるオススメの方法が「ラジオ体操」です。
実は、ラジオ体操は“動的ストレッチ”というカテゴリに入る、非常に優れたエクササイズです。
ストレッチには大きく分けて以下の2種類があります。
- 動的ストレッチ:身体を動かしながら筋肉を伸ばす。ウォーミングアップ向き。
- 静的ストレッチ:止まった状態でじっくり伸ばす。クールダウンやリラックスに最適。
この2つをうまく使い分けることで、より効率よく身体を柔らかくすることができるのです。
まとめ
身体を柔らかくしたいと思ったら、ストレッチにこだわる必要はありません。
ポイントは「大きく動かす」こと。そしてそれを「毎日少しずつ続ける」ことです。
静的ストレッチと動的ストレッチを上手に使い分けながら、無理のないペースで身体を動かす習慣を身につけていきましょう。
柔軟性アップは、ケガ予防・疲労回復にもつながります。
自分のペースで、楽しみながら取り組んでくださいね。
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