身体を柔らかくする方法とは?ストレッチ以外で柔軟性を高める意外なコツ

今回は、「身体を柔らかくするにはどうしたらいいか?」というテーマでお話します。
ストレッチが思いつく方が多いと思いますが、実はそれだけじゃありません。


ストレッチ以外にもある!柔軟性を高める方法

身体を柔らかくする方法として、多くの人が「ストレッチ」を思い浮かべると思います。
もちろんそれも正解ですが、実はもうひとつの方法があるんです。

それが「身体を大きく動かす」こと。

え?そんなことで?と思われたかもしれません。
でも実は、ストレッチで柔らかくなるというのは、筋肉が物理的に柔らかくなっている伸びているというより、
大きく動かすことで脳が「必要な動きだから準備しないといけない。じゃあ可動域を少し広げておこう。」という面が大きいのです。


柔軟性を高めるコツは「習慣化」

身体が硬くなってしまう原因の多くは、「小さい動き」や「使っていない動き」が習慣化してしまっていること。
小さくしかつかっていなければ脳は「使わない動きだからできなくしたほうが無駄なエネルギーを消費しなくて済む。」と判断し硬くなってしまいます。
なので、どんなに柔軟な人でも、動かさなければどんどん硬くなります。

※使わない筋肉=柔軟が苦手な筋肉です。
 うまく使えていないことが多い筋肉の解説はこちら
正しい姿勢が取れない原因は“使いすぎ筋”?特定の筋肉に頼りすぎない身体の使い方とは

逆に言えば、毎日少しずつでも「大きく身体を動かす」ことで、誰でも今より柔らかくなるチャンスがあるということです。

たとえば朝のラジオ体操や、仕事の合間に肩や脚を大きく動かすなど、小さな工夫を積み重ねることで、柔軟性は確実に変わります。


ラジオ体操も立派なストレッチ!

身体を大きく動かすために、誰でもできるオススメの方法が「ラジオ体操」です。
実は、ラジオ体操は“動的ストレッチ”というカテゴリに入る、非常に優れたエクササイズです。

ストレッチには大きく分けて以下の2種類があります。

  • 動的ストレッチ:身体を動かしながら筋肉を伸ばす。ウォーミングアップ向き。
  • 静的ストレッチ:止まった状態でじっくり伸ばす。クールダウンやリラックスに最適。

この2つをうまく使い分けることで、より効率よく身体を柔らかくすることができるのです。


まとめ

身体を柔らかくしたいと思ったら、ストレッチにこだわる必要はありません。
ポイントは「大きく動かす」こと。そしてそれを「毎日少しずつ続ける」ことです。

静的ストレッチと動的ストレッチを上手に使い分けながら、無理のないペースで身体を動かす習慣を身につけていきましょう。

柔軟性アップは、ケガ予防・疲労回復にもつながります。
自分のペースで、楽しみながら取り組んでくださいね。

猫背を改善するためにも柔軟性の向上は必須条件です。猫背について詳しい解説はこちら。
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