現代社会では、仕事、家族、SNSなど、日常のあらゆる場面でストレスが積み重なっています。
整体やトレーニングの指導をしていると、「体がつらい原因がストレスかもしれない」と感じている方が非常に多いです。
ストレスは慢性痛にもつながってしまいますし、その慢性痛がさらにストレスをためてしまうという悪循環はなるべく避けたいですよね。
そこで今回は、心と体の両面からストレスを軽減するためのヒントをご紹介します。
1. 深呼吸と瞑想 呼吸のクセを整えるだけで気持ちが変わる
ストレスが溜まると、自然と呼吸が浅くなります。浅い呼吸は交感神経を優位にし、さらに緊張状態が続く悪循環に。
深くゆっくりとした呼吸を数回行うだけでも、自律神経のバランスが整い、身体の緊張もほぐれやすくなります。
ポイント:
・鼻から吸って口から吐く
・5秒吸って7秒かけて吐く、を3〜5セット
整体でお腹や肋骨が固い方は、呼吸の改善だけでも「頭がすっきりした」「肩が軽くなった」と言われることが多いですよ。
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2. 睡眠 疲れをリセットする一番の方法
睡眠不足はストレスを感じやすくするだけでなく、体の回復力も落ちてしまいます。
特にデスクワークの方は「寝ても疲れが取れない」と感じることも多く、それは姿勢や呼吸のクセが関係しているケースも。
寝る前1時間はスマホやPCのブルーライトを控え、呼吸を整えて副交感神経を優位にする習慣を作っていきましょう。
3. リラックス時間をつくる 体がゆるめば、心もゆるむ
忙しい日常の中でも、意識してリラックスできる時間をつくることが大切です。
整体をしていると「リラックスの仕方がわからない」という方も多いのですが、まずは“深呼吸+バンザイストレッチ”でも十分です。
背中や胸まわりをゆるめるだけでも、副交感神経が優位になりやすく、自然と心の緊張もほぐれていきます。
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4. 食事と軽い運動 体のエネルギーが心の安定をつくる
・カフェインや糖質に偏りすぎない
・たんぱく質・食物繊維を意識してとる
・1日1回でも軽く身体を動かす
特に「肩が重い・頭がモヤモヤする」という方は、肩甲骨のまわりを動かす運動や、股関節をゆるめる動きを取り入れるのがおすすめです。
食べ物でも痛みが和らぐこともあります。
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5. 不調を我慢しない 一人で抱えずに相談しよう
ストレスが溜まりすぎると、肩こり、腰痛、寝つきの悪さ、自律神経の乱れなど、体にもはっきりとサインが出てきます。
症状が小さいうちに「話せる場所」や「整える場所」を見つけることが、悪化を防ぐ大きな一歩です。
当店でも、体の不調はもちろん、習慣作りのサポートやセルフケアのご提案もしています。お気軽にご相談ください。
こちらで自分でもできるセルフケアをまとめています。
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まとめ ストレスと“うまく付き合う”体をつくる
ストレスは誰にでも起こりうる自然な反応です。
完全になくすことは難しくても、体の使い方・習慣・呼吸などを少し見直すことで、感じ方は大きく変わります。
・深呼吸や軽い運動で整える
・無理のない習慣を作る
・不調をためこまず、早めにケアする
この3つの柱を意識して、ストレスとうまく付き合える“土台の強い体”をつくっていきましょう!
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