みなさんは、「回旋(かいせん)」という言葉を聞いたことがありますか?
これは、身体の機能的な動きの中でもあまり意識されにくいけれど、実は日常生活やトレーニングでとても大切な動作なんです。
「回旋」とは?
回旋とは、水平面上で身体をひねるように動かすことを指します。
少し専門的に言うと、「地面と平行な面(水平面)での回転動作」です。
たとえば…
- 首を左右に振り向く動き(頚椎の回旋)
- 小さく前ならえの姿勢から肩をひねる動き(肩関節の回旋)
- 足を内股・がに股にする動き(股関節の回旋)
これらはすべて「回旋」動作です。
でも、こうした動きって、日常ではなかなか意識しないですよね?
実は「回旋」は、全身の動きを支えている
たとえば歩くとき。
片足を上げるときに股関節の回旋がわずかに起こっています。
あるいは、腕をまっすぐ上げるような動作でも、肩関節の外旋という回旋が加わってスムーズに動いているのです。
こうした回旋のサポートがないと…
- 肩がまっすぐ上がらない
- 足が引っかかるようにしか上がらない
- 動作がギクシャクする
といった問題が起こりやすくなります。
回旋動作が使えていない人、意外と多いです
普段の生活や運動の中で、以下のような症状を感じていませんか?
- 肩が上がりにくい、引っかかる
- 股関節の詰まり感がある
- 歩くときに足が上がりにくい
- スポーツで動作がぎこちない
こういった場合、回旋動作が硬くなっている、もしくは意識的に使えていない可能性があります。
回旋を意識したセルフケアを取り入れてみよう!
可動域を広げたり、動作をスムーズにするには、
「曲げ伸ばし」「開く閉じる」だけでなく「回旋の動き」を取り入れたケアや運動が効果的です。
実際に、当院でも回旋動作を取り入れたエクササイズによって、
- 肩がスムーズに上がるようになった
- 股関節の詰まり感がなくなった
- 歩行が軽やかになった
といった改善を感じられる方が多くいらっしゃいます。
まとめ:回旋の感覚を“使える身体”を目指そう
回旋動作は、身体を立体的にしなやかに動かすうえで欠かせない要素です。
特に肩や股関節に違和感がある方、運動の質を高めたい方は、回旋が使えているか?を意識してみることが大切です。
「自分に合った回旋エクササイズを知りたい」
「最近、肩や股関節の可動域が落ちている気がする…」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの身体の状態に合わせた最適なセルフケアをご提案します!